
猫ってキャットフードばかりで飽きないかしら?

猫はグルメだといいますよね。たまには手作りご飯なんてどうですか?
愛猫に愛情をこめた手作り食を与えたいと思う人は多いはずです。
私も何度か挑戦していますが実は料理が苦手で途中で断念しています。
キャットフードは、食材が記載されているけど、添加物とか心配そんな人もいるのではないでしょうか。
しかし、手作り料理=良質ではありません。
なぜなら、手作り食では、さまざまな栄養素を摂取するのが難しく猫の健康の維持をするのが難しいからです。
この記事では、手作り食を食べさせたい飼い主さんに気を付けるべき注意点を解説します。
手作り食のメリット・デメリットも解説するのでぜひ参考にしてみてください。
猫の手作り食とは?

愛猫の健康を考えて市販のフードではなく、手作りのごはんを食べさせたいと考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫が食べても問題ない食材を、栄養を考えて食べやすいサイズに手作りする猫のごはんのことです。
食べ物の好き嫌いが多く、市販のフードだとすぐに食べ飽きしてしまう子やごはんを食べてくれないときに手作り食を与えたり、お誕生日などの特別なときに好物で作ったりすることが多いのではないでしょうか。
自分の作ったごはんをあげることで、愛猫とコミュニケーションをとりたい飼い主さんにってはぜひ挑戦したいごはんといえるでしょう。
手作り食のメリットとデメリット

愛猫のために愛情をこめて作る手作り食にはメリットとデメリットがあります。
メリット
- どんな食材を使っているのか把握できる
- 愛猫の状態によって食材を変えられる
手作り食を与える一番のメリットは「何を食べているのか全て把握できる」ことです。
飼い主さんが自分で選んだ食材を調理するので、添加物などが猫の口に入ることなく安心感があります。
また、猫の状態によって食材を変えられるのもメリットのひとつです。
「最近太り気味だから脂を減らそう」とか「水分を多めにしたい」など臨機応変にできるのは手作りならではといえるでしょう。
さらに飼い主さんの愛情を込めた美味しいごはんを猫が食べてくれることで、愛情が深まることもメリットといえるかも知れませんね。

愛情を感じるにゃん
デメリット
- 栄養バランス
- カロリー計算など難しく手間がかかる
猫に手作り食を与えるときのデメリットとしては「栄養バランス」の良い食事を作るのが難しいところでしょう。
愛猫の年齢や体重などから必要なカロリーを割り出すのはとても大変ですし、必要な栄養まで考えるには知識が必要になります。
そのため、毎日手作り食を与えるためには飼い主さんの手間がとてもかかってしまうのもデメリットといえるでしょう。
必要な栄養素 | 理由 | なりやすい病気 |
カルシウム | 不足すると体の成長や体の維持に影響を与える | 高カルシウム血症・シュウ酸カルシウム結石 |
たんぱく質 | 生肉はたんぱく質が豊富でリン濃度が高すぎる | 腎臓病の進行が加速 |
タウニン | 不足すると目や心臓に障害が出やすくなる。 |
また、必要な栄養素を効率よく摂取するのが難しいため、全ての食事を手作り食にすると栄養が偏る可能性があります。
手作り食とキャットフードどっちがいい?

基本的には良質な総合栄養食のキャットフードであれば、それだけを与えていても猫の体にとっては問題ありません。
もちろん病気の場合は療法食などに切り替える必要がありますが、健康な猫であればキャットフードだけで大丈夫です。
しかし、猫の楽しみや飼い主とのコミュニケーションの一つとして手作り食を与えるのも良いでしょう。
普段のごはんはキャットフードで栄養バランスをとり、楽しみとして週に1度を目安に手作り食を与えるのがおすすめです。
猫の好みや体調によって回数を変えることもありますが、体調不良の場合は動物病院で相談してからごはんを変えるようにしましょう。
手作り食をあげるときの注意点

猫に手作り食を与えるときにはいくつかの注意点があります。
食べてはいけない食材
猫が食べることで中毒症状など命にかかわる危険な食材を使わないように注意しましょう。
とくに「玉ねぎ・長ネギ」などのネギ類や「にら・にんにく」は絶対に避けてください。
ほかには「イカ・カニ・エビ・タコ」なども意識障害をひきおこす可能性があります。
また青魚など長い間食べることで健康を害する食材もあるため、事前に調べておきましょう。
使ってはいけない調味料
猫の手作りごはんに調味料は不要です。
塩分や糖分を過剰に摂取すると、腎臓障害や糖尿病を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
魚や鶏の骨
猫はザラザラした舌の形状から口に入ったものを吐き出さず飲み込んでしまうことが多いため、魚や鶏の小骨など折れてささくれる可能性があるものは取り除くようにしましょう。
アレルギー食材
猫にもアレルギーがあります。
とくに穀物に関するアレルギーをもつ猫は意外と多いため、下痢やおう吐が見られた場合は動物病院を受診し、アレルギー食材は使用しないように注意しましょう。
無理に食べさせない
せっかく作った手作り食でも、猫によっては食いつきが悪いこともあります。
そのようなときは無理に食べさせず、時間を置いてから別の食材で試してみましょう。
また、よろこんで食べてくれてもごはんが変わることで下痢をする猫もいます。
手作り食に変える場合は、トイレの様子をみながら慎重に変えるようにしてください。
猫に美味しくて安全なごはんを食べさせるためにも、食材や与え方には十分に注意してくださいね。
手作り食を主食にする場合は、猫の栄養学を学び指導を受けましょう。

猫の手作りご飯を与えるときは獣医さんに必ず相談してくださいね。
まとめ

この記事では手作り食を食べさせたい飼い主さんに気を付けるべき注意点を解説してきました。
- どんな食材を使っているのか把握できる
- 愛猫の状態によって食材を変えられる
- 栄養バランス
- カロリー計算など難しく手間がかかる
手作り食は栄養管理が難しくキャットフードをメインで、手作り食はトッピングやお祝いや記念日に与えるのがベストです。
もしどうしても手作り食を主食にしたいときは栄養学を学び実践しましょう。
手作り食は、上手に利用すれば猫とのコミュニケーションにもなりいい関係になります。

上手に取り入れてみてくださいね。
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